天然石アクセサリーやビーズアクセサリーを作る時に欠かせない技術の「メガネ留め」。
ビーズ同士を繋いだり、アクセサリーとパーツを繋げる時に使います。
私(このブログを書いている女性店長)が
ハンドメイドの師匠に冗談ぽく言われたのがタイトルの言葉です。
メガネ留めとは
ワイヤーを使って、ほどけない丸いカン(環)を作る技法。
多くのハンドメイドの本に載っていて簡単そうに見えるのですが、
やってみると同じ大きさに揃えたり、綺麗に作るのがすごく難しいのです。。
メガネ留めにはワイヤーアクセサリーに必要な技術が詰まっている
師匠いわく、メガネ留めには次の要素が詰まっているとのこと。
・ワイヤーにヨレやクセを付けずに扱う
・丸ペンチの形に合わせてバランスのよい丸(カン)を作る
・ワイヤーを隙間なく、きれいに巻き付ける
・切り口を処理する(平ペンチの先端で細かい作業)
・全ての工程でワイヤーにペンチの掴み跡を付けない力加減
この一つずつが完璧にできれば、
ワイヤーを使ったハンドメイドアクセサリーがレベルアップし、
凝ったデザインや留め方ができなくても整ったアクセサリーができるそうです。
私の場合は「まずはメガネ留めを極めよう」と思い、
数か月インスタにアップしたりしながら練習していたら、
メガネ留めが上達して、ワイヤーの扱いも安定したように思います。
メガネ留めの作り方
1,片側だけにメガネ留めをする場合
①天然石ビーズ(画像は8㎜ビーズ)に丸球ピンを通す。
例として丸球ピンを使っています。
丸球ピンは片側が丸い装飾になっているワイヤーパーツ。※Tピンや9ピンでも同じようにできます。
②ビーズから4㎜程度のところで丸ペンチで90度に曲げる。
③丸ペンチの丸い部分の形に合わせて、きれいに丸(カン)を作る。
④カンを丸ペンチで掴んだまま、ワイヤーをカンのすぐ下に隙間なく、2周巻き付ける(画像はまだ1周巻きです)。巻く時はワイヤーを平ペンチで掴んで巻くと少ない力で強く巻ける。
※カンの部分を平ペンチで平たく挟んで巻いたり、手で巻き付ける方法など、人によって色々なやり方があります。
⑤巻き付けたワイヤーを根元で短く切って、ワイヤーの切り口を平ペンチでなじませるように処理する。
ペンチの掴み跡がなく、バランスもきれいにできたら完成。
2,両側にメガネ留めをする場合
①上述の方法で、ワイヤーの片方の端にメガネ留めを作る。
②石やパーツを通して、ビーズから4㎜程度のところで90度に曲げる。
③あとは同じようにカンを作り、2周巻いたら切って処理して完成。
メガネ留めでどんなアクセサリーが作れるの?
穴がある石やスワロフスキーなどにメガネ留めを施してパーツにすることで、
イヤリングやピアス金具を付けたり、ペンダントトップにすることができます。
メガネ留めだけで繋ぎづらい時は、丸カンやCカンを使うと繋ぎやすくなります。
揺れる動きのあるデザインを作りたいときは、メガネ留め同士を繋げればOK。
ぜひ、メガネ留めを制して、素敵なアクセサリー作りをお楽しみください。