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天然石研磨 平面研磨機

【天然石研磨機紹介】平面研磨機(改造型)

COCONOVA +Handmadeの機械研磨体験でご利用頂ける研磨機を紹介します。
2回目は「平面研磨機」です。

平面研磨機(改造型)

平面研磨機には天然石加工職人さんが使う本格的な機械以外に、刃物研ぎ機に改造を施したものがあります。構造自体はシンプルなのでグラインダーを自分で改造して研磨する人もいます。改造平面研磨機は「自宅で研磨したいけどハンドリューターではちょっと物足りない」という方におすすめです。サポート面の不安がなければ10万円前後の海外製平面研磨機もあります。

平面研磨機(改造型)の特徴

宝石職人さんが使う平面研磨機(回転砥石)は研磨盤にやすりが付いていないものがあります。
石の種類や硬さに応じてカーボランダム、コランダム、ダイヤモンドなどのパウダーや酸化クロム(青粉)などを塗りつけて研磨剤として使用します。

改造平面研磨機の場合はおもにダイヤモンドが電着された研磨盤を使ったり、耐水ペーパー、フェルト、革などを貼り付けて仕上げ用の研磨盤を自作することもできます。研磨剤を使用する時も少量で済みます。
丸玉(スフィア)を作るためのアタッチメントがある場合は球状に研磨することも可能です。

研磨盤の回転方向

以前紹介した【天然石研磨機紹介】6連研磨機PIXIE(ピクシー)は縦回転ホイールですが、平面研磨機はおもに横回転(床面に対して水平に回転)になっています。
※海外製で斜めに傾斜している平面研磨機もあります。
平面研磨機は研磨できる面積が広いのでやや大きめの原石も研磨できます。

2種類の湿式研磨方式

改造型の平面研磨機には水を滴下するためのタンクが付いているものと、ポンプ循環式になっているものの2つが主流です。

タンク式は水がタンクからポタポタと滴下され、排水はバケツなどに受けます。
ポンプ循環式は滴下されて研磨した水が再度ポンプで循環するので水を途中で足す必要はありません。循環式のデメリットとしてはポンプで石の粉も一緒に循環するので掃除が面倒なのと、精密に研磨する際には石の研磨面に影響が出ることも考えられます。

本体の大きさと駆動音

COCONOVA+Handmadeで使用している改造平面研磨機は、横30㎝、奥行30㎝、高さ30㎝、重さ9㎏程度です。(もっとコンパクトな機種も販売されています)
モーター駆動音は元々の刃物研ぎ機の機種にもよりますが、エアコンの室外機くらいの低めの音です。
硬い石を粗目(#100など)のダイヤモンド研磨盤で研磨する時の音はかなり大きいですが、耐水ペーパーの研磨盤を使用するときの音は静かです。


改造型平面研磨機の注意点

刃物研ぎ機を改造した平面研磨機は連続使用時間に注意です。
元々の刃物研ぎ機の連続使用時間と同じか、それよりも短くなることがあります。
機種によっては10~20分程度なので中断しながら研磨することになります。

平面研磨機の研磨手順(一面磨き・ペーパーウェイト作りの例)

1,粗目のダイヤモンド研磨盤で磨きたい面を平らに研磨する
電着ダイヤモンド研磨盤の#100や#240で研磨します。
磨く面の状態や石の硬度によっては#500位から始めることもできます。

ラピスラズリ カット済み未研磨
ラピスラズリ荒磨き(#240)後

2,中研磨
耐水ペーパーの研磨盤で粒度を#600、#1200、#2000、#3000のよう段々細かくして面を研磨していきます。粒度は多少飛ばしても番手が違っても大丈夫です。
石によってはこの時点で光沢が出てきます。

ラピスラズリ中研磨(#600)
ラピスラズリ仕上げ研磨前(#2000)

3,仕上げ・光沢出し
仕上げ用の研磨盤で艶が出るように研磨します。
仕上げ研磨の仕方はフェルトや牛革などに研磨剤を塗りつけて研磨したり、仕上げ専用研磨フィルムで研磨する方法などがあります。今回はフェルトにダイヤモンドペーストを塗り付けて研磨しました。
※磨けていない部分がある場合は前に戻って研磨し直します。

ラピスラズリ 一面磨き完了後

【ペーパーウェイトも簡単】
全部の面を同じように磨けば、簡単ペーパーウェイトのできあがり。

ラピスラズリのペーパーウェイト

平面研磨機は平面磨き以外にも丸みを付けたカボションやフリーフォームの研磨も可能です。
COCONOVA+Handmadeでは機械研磨体験の際に実物をご覧いただけます。

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